ペインクリニックはなぜ麻酔科なの?
麻酔科の医師は、一般的には手術の際に登場するイメージがあるかと思います。麻酔科医がそこで何をしているかというと、“痛み”のコントロールをしております。痛みのコントロールとは、お一人おひとりの痛みに対し、強すぎず弱すぎず、最適な処置(麻酔)を行うということです。
ペインクリニックが麻酔科の医師によって行われているのは、痛みに関する幅広い知識と、それを解決する実際のテクニックを持ち、かつ痛みへの処置で万一トラブルが発生しても、その対応が出来るプロであるからです。
注射や麻酔薬がこわいのですが…
注射が痛いのは、医療スタッフのテクニックによる部分も大きいかと思われます。麻酔科医は職務上、注射のプロフェッショナルでもありますので、正確な注射により、痛みは最小限に抑えられるかと存じます。特に痛みを感じる部分への注射については、あらかじめ痛みを抑える措置を行います。実際の治療においては「想像してたより痛くなかった」とおっしゃられる患者さまがほとんどですので、ご安心ください。注射による治療はこわいイメージがありますが、必要な箇所にピンポイントに薬剤を届けるため、薬を最小限に抑えることが出来、実際にはお身体への負担が少ない治療法です。
また、麻酔薬の習慣性についてご心配される方が多くいらっしゃいますが、ペインクリニックにおける代表的な治療法である神経ブロック治療に用いられる局所麻酔薬に習慣性はございません。ガンの痛みなどに用いられる麻薬のモルヒネについては、特にご心配される方が多いですが、専門医が痛みに応じた適量のみを使用する中で、一般的な習慣性が問題になることは決してございません。依存症を引き起こすことはありませんし、痛みの減少に合わせて量を減らし止めることも出来ます。
注射や麻酔薬に関してご不安な点などございましたら、小さな事でもご遠慮なく、気軽にお尋ねください。
フォトギャラリー
禁無断転載 Copyright (C) Yamamoto Pain Clinic. All rights reserved.